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何がジェーンに起ったか?のmuguetのネタバレレビュー・内容・結末

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェーンの子ども返りの様が不気味なほど自然。
ものすごくスムーズに、徐々に狂っていく。

ただの嫌がらせおばあちゃんから、(狂気の)子ども返りおばあちゃんへ。子どもに戻ってしまったら、自分のことを邪魔するものは、許さない。

姉と和解したのち、アイスクリームを買いにウキウキとしている姿や、何も知らないピアニストとコンサートのレッスンを始めようとワクワクする姿…あまりに少女そのもので、純粋に可愛い、と思ってしまった。

ベティ・デイヴィス、なんたる演技力。

この映画はオープニングから、「これは絶対に面白いぞ…」という予感にゾクゾクさせられる。
(先日観た“Pearl”のオープニングに通ずるものを感じた。影響を受けてる可能性は高そう。)

撮り方、音楽、役者の演技。全てがオーケストラのように相乗効果となっている、素晴らしい作品だった。
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