流れるようなスピード感のあるカットとナレーション、音楽。
イタリアマフィアのリアルを観た。
ヘンリーヒルの栄光と衰退を幼少時代からギャングとしての最後までを2時間半にまとめた作品。
話としては脚色せずに実際にあった話だそう。各シーンのかがやかしいところ、面白いところをピックアップして編集しているようであっという間の2時間半だった。
真面目に働いているやつはバカ、金曜は愛人土曜は妻などパワーワードも多数。これらのセリフや幼少期の行動からヘンリーヒルが根っからのワイズマン気質だということも自然とわかってくるのが流石スコセッシ。
最後までワイズマンで、これからの生活に希望を感じていないヘンリーヒルが印象的だった。
ウルフオブウォールストリートまで続いているようなこの感覚。
もう一度ウルフオブウォールストリートを見たくなった。
デニーロもリオッタもジョーペシも最高。
ジョーペシのレイリオッタにキレる演技はアドリブなんだそう。
あのガチガチの緊張感に納得。
アイリッシュマン楽しみ。