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セルロイド・クローゼットのmarbo917のレビュー・感想・評価

セルロイド・クローゼット(1995年製作の映画)
3.7
2023年31本目

同性愛に関する映画の歴史を監督、脚本家、俳優がその時代背景や社会の風潮によりどう影響を受けたのか。また作品によってどのように同性愛者が市民権を獲得し、同性愛者にとって映画が拠り所になっていたのかを丁寧に綴られている。

要約すると…
1.映画の黎明期はけっこう自由にやっていた。
2.検閲が入り同性愛自体を封印。
3.同性愛=悪=死のメソッドで異性愛者への安心感を与える。
4.初めて同性愛者が生き残る作品が出始める。
5.ゲイ映画が認知される。

その後、現在のようにごく普通のゲイライフ的な作品が出るまで、かなりの時間を要している事からも、重い扉である事を改めて実感してしまう。いつになったらクローゼットに閉じ込めた重い扉を開く時は来るのでしょう…
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