ウィショウスキー

セルロイド・クローゼットのウィショウスキーのレビュー・感想・評価

セルロイド・クローゼット(1995年製作の映画)
3.8
“いつの時代も愛は愛だ“

この作品はドキュメンタリー作品で、映画史における同性愛の受け入れられ方を語っています。最初はキャスト目当てで手に取った作品ですが思った以上に重いし、ジェンダーについて考えることのできる作品でした。

やはり、ずっと昔初めて同性愛を語る映画は怖い、気持ち悪い、変態と言われていたんですね。普通の人に悪影響だ!と。その普通の人の基準はなんなんだ?と訴えた作品でもあります。異性愛と同じようにただ恋をした人達が受け入れられないその時代から、この作品ができた1995年までにだいぶその規制も緩やかになり受け入れられたと。だけど今2017年現在ではさらに世に受け入れらるようになったかと思います。

だけど、偏見がすっかり無くなったわけではないからまだまだ同性愛の方々には辛いことがあるはずです。どうしてダメなんでしょうかね。。だれかが昔そう思ったからみんなの意識にそう定着しちゃってるだけじゃん。といつもこのような作品を観ると思いますが私にはなにもできません…。だから綺麗事かもしれかいけど、偏見がなくなりますように。と思いました。