赤足

ソラニンの赤足のレビュー・感想・評価

ソラニン(2010年製作の映画)
3.0
OL2年目で会社を辞めた芽衣子と、音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田は不透明な未来に確信が持てず、互いに寄り添いながら東京の片隅で暮らしていた。ある日、芽衣子の一言で仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込むが……。


浅野いにお原作漫画を映画化し青春恋愛ストーリー。現状、未来に不安を持っていたり、確証が持てない若者の心の葛藤や苦しみを上手く演出演じ描いていたと思う。そして、タイトルにある「ソラニン」という名の詩を元に歌を完成させステージで披露することになるのだが、歌の作曲はアジカンが制作、作詞は原作者が自ら書き作られている。そして、劇場中ベースを担当するのはサンボマスターの近藤洋一、流石にプロだけあり安定のベーステクニックとリズム感は素晴らしかった。そして宮崎あおいが自らギターを弾いて歌うライブシーンは感動のクライマックスを盛り上げており、本家のアジカンにも負けていない位であった。自分的にはストーリーを楽しむよりも音楽を楽しむ為の一本として鑑賞。
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