劇場版ドラえもんの第16作。
夏休みの自由研究でドラえもんの道具で作った地球の観察日記をつけることにしたのび太。新世界の生物が予想外の進化をとげたことで思いもよらぬ冒険が始まるというストーリー。
ドラえもん映画には珍しく、分かりやすい敵キャラがいるわけではない本作。新世界で独自の進化を遂げた昆虫たちが地上世界の侵略を企んでいるというストーリーはよかったが、肝心ののび太たちはほぼ傍観者なのでイマイチ盛り上がりに欠けていた気がする。
また、新世界にのび太たちのそっくりさんが何人か登場するが、それほど魅力的なゲストキャラではなかった。時代ごとに話がぶつ切りで、登場時間が短かったのもあるかもしれない。ストーリーの展開上、仕方ないのかも知れないが、もう少し味のあるキャラもいてほしかったなと思う。
とはいえ、子どものころ観たときよりは楽しく観られたと思う。夏休みの自由研究とか、みんなで集まってわいわい宿題をする感じが、子どものころの懐かしさを感じさせるからかも知れない。
【冒険の舞台】
のび太が作った地球
【キーになるひみつ道具】
創世セット
進化退化放射線源など