オードリー・ヘップバーンは大好きなのですが、この作品は怖くて見ていませんでした。
『麗しのサブリナ』以降、多くの作品でタッグを組んでいたユベール・ド・ジヴァンシーではなく、マリクワなどプレタポルテのブランドの服を着たオードリー。夫婦の愛の変遷を描いた本作では、当時30代後半なのに女学生時代まで演じるということで、老けたオードリーが無理をしている姿を見ることになると思っていたのです。
いーや、そんなことない!むしろ、これをオードリーの最高傑作と言う人がいるのもうなづける。演技の面では、1番かもね。初めてのベッドシーン、初めての水着姿、羊の鳴き真似までするオードリー。実に自然な演技で、アカデミー賞主演女優賞候補になったのも、分かります。