BS12で放送されていたので、かなり久しぶりに鑑賞。
原作は眉村卓のジュブナイル小説。
私の好きな作家である。
とは言え原作を読んだのは遠い昔。
監督に真崎守、プロデューサーにりんたろうと『幻魔大戦』のスタッフが加わってはいるが、そこはあまり期待しない方がよい。
この時代の角川映画の多くがそうだったように、今作品も別の作品(『火の鳥 鳳凰編』)と2本立てで上映されている。
そのせいか、それなりに長い物語をぎゅっと短くまとめてしまった感は拭えない。
一方で物語のテンポは良く、ツッコミ所満載の展開すらも勢いで飲み込んでしまっている。
ただ、それでも隠しきれない粗も目立つのもまた事実。
つまらないとまでは言わないが、残念な部分も多い。
そして最後に1つだけ言わせてほしい。
セドウド ジンの例の茶室なんだが…
さすがにあれはシュール過ぎて飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった(笑)