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ドラゴンボールZ 神と神のsithmaroのレビュー・感想・評価

ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)
3.3
今更ながらアマプラて鑑賞。
嫌いじゃないが劇場で観なきゃという程ではないかも。

『ドラゴンボール』初期の主要キャラであるピラフ一味が登場しているのは嬉しいファンサ。
そうしたこともあってかギャグ成分が多く、全体的に『ドラゴンボール』初期の緩い空気に包まれている。
その頃を知らない人からしてみると、あまり緊張感のない展開に違和感を覚えるかもしれない。
原作でラディッツ登場以降はバトルマンガへとシフトし、常に緊張感と絶望感に満ちた展開が続いていただけに今回の作品の空気に馴染めない人は少なくはないのかもしれない。
結果として微妙なストーリーになってしまったことは否めないだろう。

一方で今回の敵であるビルスは敵役として見ると毒が無さすぎる。
ただキャラクターとしては非常に魅力的なので、こういう着地点は悪くはないと感じた。
いわゆるヒーロー物、バトル物のカタルシスには欠けるが「めでたし、めでたし」て終わる作品があってもいいのかもしれない。
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