タナカリオ

踊る大紐育(ニューヨーク)のタナカリオのレビュー・感想・評価

3.8
鮮やかなニューヨークの街に、いかにも外から来たと言わんばかりの白い制服が目立つ水兵3人が降り立つ。ニューヨークのいろんなものに興味をもつ水兵、ラ・ラ・ランドでミアがパリの街を歩いていた時にいた水兵にそっくりではないか!

ニューヨークの街に降り立った3人の水兵。彼らは上陸期間の限られた時間でできるだけ効率的に回ろうとするが、それぞれ3人の女性と恋に落ち、時には警察を巻き込む自体となり、観光だったはずのニューヨークがたった一夜の冒険の舞台となる。

舞台が原作だけあって、派手なカメラワークはなく、まるで舞台そのままを見ているようである。しかし一人一人明るくて魅力たっぷりなキャラクター、ミュージカルシーンの楽しさ、ダンスのレベルの高さから全く飽きを感じさせない。3人のニューヨークへのワクワクがそのまま観客にも伝わるようである。
ミュージカルシーン以外も笑いを誘うコミカルな動き、演出でとにかく楽しい!

ニューヨークでは毎夜毎夜、こういうドラマが起きてるんだろうな。と考えると、私もどこか知らない都会の街に繰り出してみたくなるのであった。
タナカリオ

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