たけp

ブラックホーク・ダウンのたけpのレビュー・感想・評価

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
4.0
墜落したブラックホークの乗組員たった数人を救うために多数の犠牲を払う話
「プライベートライアン」はライアン一等兵たった一人を助けるために何人も犠牲になる映画だったけど、アメリカって何十年たってもこのへんは変わらないんだなと思った

冒頭でテロップを使ってソマリア内戦の説明があるけどそれだけじゃ不充分
映画を見る前に自分である程度調べておく必要がある

いきなりアイディード将軍派が民間人を銃撃してるシーンから始まる
「アメリカ=正義」「敵=悪」
の印象操作完了

ほかにも少年兵は撃たずに見逃してあげたりアメリカ兵は優しい正義の味方みたいな印象操作が鼻につく

ブラックホークが墜落してタイトルの「ブラックホーク・ダウン」を叫ぶシーン
ここでタイトル回収するのかと感心

「プライベートライアン」と比較すると部隊にキャラの濃い人がいないなあと思ってたけど、ネルソン特技下士官(ユエン・ブレムナー)は良かった

捕虜になったパイロットのマイク・デュラント准尉(ロン・エルダード)に敵の兵士が「アイディードを排除してもソマリアがアメリカ式民主主義をすんなり受け入れるわけがない」と語るシーン
「ミュンヘン」でイスラエルの主人公に対してパレスチナ人がパレスチナ側の正義を説くシーンを思い出した
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