FREDDY

シャンハイ・ナイトのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

シャンハイ・ナイト(2003年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2000年公開のトム・ダイ監督作品『シャンハイ・ヌーン』の続編である本作は、デヴィッド・ドブキンが新たに監督を務め、皇帝の証とされる秘宝"龍玉"を狙う、義和団を率いて紫禁城に押し入ってきたラスボーン卿によって殺害された"龍玉の番人"である父親の訃報を、秘宝の奪還を託された妹のリンから知らされたことをきっかけに大英帝国へと渡った、アメリカ西部で保安官を務めていたチョン・ウェンと、ニューヨークのホテルでボーイとして働いていたロイ・オバノンの2人が再びバディとなり、ヴィクトリア女王をも巻き込む巨大な陰謀に立ち向かっていく様をユニークに描いたアドベンチャー・アクション作品となっているのだが、前作よりも断然遊び心が感じられる娯楽作品となっていて、主演を務めたジャッキー・チェンとオーウェン・ウィルソンはもちろんのこと、ドニー・イェンとの共演だけでも胸が熱くなるものがあり、子役時代のアーロン・ジョンソンが見れることやラスボーン卿を演じたエイダン・ギレンの存在感もまた魅力的で、そしてロンドンを舞台に繰り広げられる物語もまた前作のオマージュを取り入れつつ、『シャーロック・ホームズ』シリーズの著者であるアーティー・ドイルや喜劇王チャールズ・チャップリンの登場、ミュージカル『雨に唄えば』を下敷きとしたパロディ・アクションや『プロジェクトA』を彷彿とさせる時計台のシーンもまた見どころのひとつとなっていますし、本作は前作以上に気軽に楽しめる作品であることに間違いはないですね。ツッコミどころや強引な展開は否めないが許容の範囲内ですし、最後まで面白かった。
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