Qちゃん

ガス燈のQちゃんのレビュー・感想・評価

ガス燈(1944年製作の映画)
3.7
犯人は早々に察しがつく。が、それはともかくシャルルボワイエ演じる夫の、メイドも周りも巻き込む周到で徹底的すぎる妻への精神攻撃が凄すぎて、イングリッドバーグマン演じる妻が哀れで観ててかなり辛くなった。

アカデミー賞獲っただけある、徐々に追い詰められて神経すり減らしていく妻の様が丁寧に表現されている。

オープニングは白黒時代のスリラー感満載でドキドキする。

この映画から派生して、1970年代後半以降に心理的虐待を「ガスライティング」と表現するようになったとのこと。
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