ラフマン

野性の少年のラフマンのレビュー・感想・評価

野性の少年(1969年製作の映画)
4.0
フランソワ・トリュフォーは幼少の頃、両親から見捨てられ少年鑑別所に入れられていたという経験があり、それを映画にしたのが傑作「大人はわかってくれない」です。
この「野生の少年」は同じトリュフォー作品でも一見「大人はわかってくれない」とは全く違う映画に思えますが、両親の愛情を全く受けずに野生で育ったという意味では同じことが描かれています。
なのでトリュフォー自身が少年に愛情を持って世話をする言語学者を演じるという所に、この映画に大きな意味があるように思います。
トリュフォーの少年への無類の愛に感動するわけですが物語は結末をはっきりと描きません。見る側に委ねる形になっています。

かのスピルバーグがこの映画に影響を受けて「未知との遭遇」や「E.T.」を作ったというのは有名な話です。