酸基

Mの酸基のレビュー・感想・評価

M(1931年製作の映画)
4.5
学生時代から観たかった1本。実在したドイツの連続殺人犯、ペーター・キュルテンの事件を下地にしたサスペンス映画。こりゃ凄い。ショット、演出、編集、何処を取っても上手過ぎて釘付け。殺人犯追跡劇をツイストを挟みつつ、後のナチス党の樹立を予見するように民衆の残忍さを見せるシナリオも良い。恐ろしく哀れに壊れていくピーター・ローレの芝居は圧巻だった。
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