peplum

十三人の刺客のpeplumのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
3.9
マグ7を見て見返したくなり再見。
三池崇史が庄内映画村で作る作品は大体好きになれる。画面に対するCGの割合の少ない作品ともいえる。
やはり予算のある時代劇って感じで撮影も照明も豪華。今は亡き松方弘樹が頼もしい。
三池崇史はこれからも時代劇を撮っててほしい。変な実写化じゃなくて。『無限の住人』はどっちのモチベーションなのか気になる。
リクルートパートはすごく好き。村人教練がない代わりに作戦立案とギャグ多め。新左と半兵衛のマグニートーとプロフェッサー並みの因縁がよい。関係性萌えがやや薄く感じるのはハリウッド映画になれてしまったせいか…?三池崇史は乱闘にフェティシズムがあるというのがよくわかる。
わりと省略と残虐描写の多い中盤まではすごくテンポが良くて好き。最終盤に絶叫と説明セリフという日本映画の因習演出がでてきてゲンナリ。何回見ても吾郎ちゃんはやばくて最高。
山田孝之は何でも似合う。六角精児と古田新太に千秋実、加東大介みを感じた。
peplum

peplum