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ズヴェニゴーラのlorcaのレビュー・感想・評価

ズヴェニゴーラ(1928年製作の映画)
3.5
カッとんでる。時間軸が錯綜してるしマジックリアリズムっぽい。

農村のオーガニックな風景(農夫たちの規則的な草刈りの動き!)と工場の機械的なリズムの対比。伝承を再現するシーンは、剣で人を斬る仕草がスローモーション化され、リハーサルのように虚構化される。

徴兵先に赴く男が、引き留める女を殺めるシーン。相互の緊迫した表情の高速切り返し(モンタージュといっていいのか)が繰り返された後、地面に映る人の影が崩れることで結果を暗示する。エイゼンシュタインが称賛したのはここなんじゃないのか。
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