(20051030)
TV再編集映画三部作の第二部。映像的には新作画の合間合間に古い絵が混じってくるくらいな印象までにはなっています(但し、たぶんトリミングのせいだと思うのですが、旧作画の特に戦闘シーンは自分には画面で何をやっているのか解らないところがありました)。相変わらず展開は速くて、シーンの転換などに余韻の欲しいような観客には辛い部分もあるかもしれません。
富野由悠季作品の再編集映画を見ていつも思うのは、テレビシリーズよりも各キャラクターの立ち位置がはっきり打ち出されて解りやすくなっているなというところで、その辺の作品作りの妙技を楽しむ、というような変な見方をどうしてもしてしまいます。多数のキャラクターが入り乱れての群像劇が自分は好みなので毎度つぼにはまるのでした。極右組織の議会多数派工作や武闘派の独断専行、爆弾テロやらタイムリーな話題もあり(テレビシリーズの時にもやっていたことですが、新作画でその辺を強調している)。
