永瀬正敏と工藤夕貴がかわいい。
ジムシャームッシュの映画は起承転結がなくて、ただひたすら格好良い映像と音楽がある、ってところが良い。電車や街ですれ違う人たちの会話の断片から、その背景を想像してしまうように、登場人物達の過去や未来を明示せず、観客側に委ねているところも好き。
あと出てくる小道具がいちいちツボだった。「カールパーキンス」って書かれたスーツケース(しかもカタカナ!しかも棒に引っ掛けて二人で運ぶっていう)、日本のプラム、大量のTシャツ、エルビスプレスリーの櫛、ブッチャーズとかいうやばそうな酒、そしてホテルと部屋のプレスリーの絵画。
ホテル受付の二人の掛け合いも妙にコミカルだった。