ミステリー・トレインの作品情報・感想・評価

「ミステリー・トレイン」に投稿された感想・評価

1月22日はジム・ジャームッシュ監督の65歳のお誕生日!
おめでとうございます!

最新作『パターソン』でもそのTHEオフビートな作風で我々のハートをがっちり掴んでくれたジャームッシュ。
一方、永瀬正敏の27年ぶりの出演もファンには堪らないポイントでした。

前々作『リミッツ・オブ・コントロール』ではトレイン内のシーンで工藤夕貴が再出演を果たしたのも記憶に新しいですが、
その永瀬と工藤がかつて主演を務めたジャームッシュ作品『ミステリー・トレイン』

めっちゃどうでもいいけど、本作でずっと覚えているのは「セックスしてる」の日本語字幕で、そのセリフは「They are fucking」だった印象がとても強いです。

エルビス・プレスリーの聖地メンフィスを舞台に、
3つのストーリーが絶妙に絡み合うグラウンドホテル方式。もといアーケードホテル方式。

聖地巡礼に訪れた邦人ロックンローラーカップルのちょっと抜けた雰囲気、工藤夕貴の愛嬌と可愛さ、英語がまったく出来ない永瀬のおのぼりさん具合など、絶妙なキャラ設定が今観ても最高にイカしてます。
真っ赤なトランクに書かれた「恵流比寿命」のセンスもヤバい。

ローマ未亡人(棺の中の夫はベニーニと勝手に妄想)と幽霊エルビスとの邂逅が一番好きだし、
ジョー・ストラマーと彼に憧れ続けていたブシェミとの共演もニヤニヤしちゃうしそのトリオ具合は『ダウン・バイ・ロー』みたいで、
ホテルフロントの二人の掛け合いも毎回面白い。

撮影監督ロビー・ミュラーの切り取るショットも尽く冴え渡っています。

絶妙な距離で絡み合い、また離れてゆく人生の一編。
それは次回作『ナイト・オン・ザ・プラネット』のコンセプトにも活かされてるし、
以後彼の作風を形成する上でも大きな意味合いを持つことになるのです。
manuca

manucaの感想・評価

3.0
Screamin' Jay Hawkins !
Joe Strummer!
K2

K2の感想・評価

4.1
「おれはいつでもハッピーだよ」

メンフィスのホテルに流れ着く人々。
それぞれ交わりそうで交わらない関わりの中心に楔のように位置するスクリーミンジェイホーキンスの真っ赤なスーツが超かっこいい。

いちいち雰囲気とか良くてため息出ちゃう。
まあ全体的に人とか雰囲気とか良い、洒落てる
やっぱ雰囲気づくりの天才監督かな
永瀬正敏渋くてかっこいい、ジッポの火の付け方えぐい変だけどすさまじくかっこいい、何回でも見てられるわ
3つの集団がいろいろあって同じホテルに泊まる
中には兄妹のそれぞれとかもホテルにいるんだけど気づかないし別に関わるわけでもない
でもラジオから流れるエルビスの曲であるブルームーンとか銃声で、3つの集団それぞれが同じ時を過ごしてることが伝えられる
それぞれの非日常的な一日が見えて面白い
あーたまんねえこの感じだよ。赤、青、黄色がバランスよく一枚の画面に混在する完成されすぎた色彩、昔の小説みたいな気取った台詞回し、間の抜けた空気感の長回し、漸近する曲線のように限りなく近づきながらも交わることのないストーリー。

アメリカ南部の街メンフィスのとあるホテルに泊まる3組の宿泊客を描いた群像劇。ロックスターに憧れたバブル風の日本人カップル、夫を亡くし金を湯水のように使うイタリア人と相部屋になったこの街を出る女、酔った勢いで人を撃ってしまった3人の男たち。

ある者は自国から遠く離れたことを実感し、ある者はそこでエルビスの亡霊を目にする。隣部屋の彼らの人生は交わることはないけれど、誰もがラジオから流れるエルビスの「ブルー・ムーン」を聴きながら眠りにつく。(日本人が横浜から来てるのは「ブルーライトヨコハマ」と掛けているのか)

特に日本人のセリフがクセが強くて好きだなあ。時代を感じるというか。

「ねぇ私たちさっきからずっとこの列車に乗ってるみたいなんだけどさあ、このまま永遠に乗ってんのかなぁ」

「俺はいつでもハッピーだよ、だってこれが俺の顔なんだ」

「あたしこれであなたとは7回セックスしたけど髪の毛のことなんて考えたこと一度もなかったわよ」

バブル風の日本人、むっちゃ声小さくてセリフが聞き取りにくい。かと思えばつぎのイタリア人は倍くらいの声量でウケる。

メンフィスの廃れた感じと、黒人とエルビスが牛耳ってる感じが随所に出てて、メンフィスという街の独特の雰囲気を感じられて良かった。

ジム・ジャームッシュやはり好きすぎる。
ジャームッシュは短時間を切り取って、登場人物の人生とか関係性を描くの(こちらに想像の余地を残しつつ)本当うまいな。

スタイリッシュなのにコメディタッチなのはさすが。

ジョー・ストラマー本当にカッコイイ。
Miyoko

Miyokoの感想・評価

4.5
最高!私はやっぱり映画は楽しい気持ちになるものが好き(羊達の沈黙を見たあとだから余計にそう思うのかもしれない笑)
永瀬正敏のスタイリッシュジッポートリック面白すぎて爆笑した。どのくらい鍛錬を積んだのだろうか。
きむら

きむらの感想・評価

4.5
ジッポは果てしなくカッコいい、異論は認めない。

洋画で日本人が普通に日本語話してる不思議な感じと、何気ない日常会話なのにクスッと笑えるしどこか惹きつけられるものがあるジャームッシュの脚本はどの作品も本当に面白い。
あんな

あんなの感想・評価

3.5
永瀬正敏さんのアクロバティックなタバコの付け方がわけわからんくらいかっこよかった。
ツカダ

ツカダの感想・評価

3.5
俺はいつでもハッピーだよ、って全然ハッピーじゃなさそうに言うシーンが1番好き。
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