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ダイアナの選択のyukoのレビュー・感想・評価

ダイアナの選択(2008年製作の映画)
4.0
高校で突然乱射事件がおこる。
多くの学生達が無差別に殺されてゆく。
トイレにいた二人の女子高生、ダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)と 親友のモーリーン(エヴァ・アムリ)は、目の前に銃口を突きつけられ「死ぬのは二人のうちどちらかだ」と言われ 、自分が死ぬか親友を殺させるか選択をせまられる。
そして現在のダイアナを演じるのはユマ・サーマン。
美しく聡明で大学で美術を教える教師。
優しい夫と幼い娘と幸せに暮らしている。
10代のダイアナと現在の30代のダイアナがフラッシュバック するような手法で交互に描かれる。
何度か繰り返して観ていると各所にポイントが隠されている・・・
10代のダイアナは所謂不良娘で親にも学校にも世間にも反抗的でタバコに薬にあげく妊娠中絶やら…
そんなダイアナの唯一の理解者が親友のモーリーン。
30代のダイアナはトラウマになってしまったその日の事件を思い出して苦悩している姿が描かれる。
当然ダイアナが選択したのは・・と思って観てしまうが。

人生嫌な事があると、あの時こっちの道を選ばなければ どうなってただろうか…とか
違う人と人生を送っていたらどうなっていただろう…とか 考える。
もしダイアナの選択が違っていても 大して幸せな人生は 送れなかったよ…。っていう事なんだろうか。
娘の姿は嘗てのダイアナの姿。
娘は消えてしまう。 ダイアナの幻か…。
相当面白かった。お薦め作品。
モーリーン役のエヴァ・アムリはスーザン・サランドンの娘で、あの印象的な目がそっくり。
2回観ると良く理解出来る。もう一回観たい。
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