隼人

神々の深き欲望の隼人のレビュー・感想・評価

神々の深き欲望(1968年製作の映画)
3.0
民俗学では口頭伝承を分類するときに「昔話」「伝説」「世間話」っていう用語を使う。この映画の最後の場面で、共同体のなかで実際に起きた事件をもとにして語られる同時代的な「世間話」(トリちゃんとその一家にまつわる話)が石と結び付けられることで超世代的に語り継がれる「伝説」(三線のおじさんが語る物語)になる可能性を示唆している気がする。フィクションではあるけれど、民俗社会のなかの「世間話」の「伝説」化のモデルっていう意味で面白いと思った。

映画としては、長すぎるし、出てくる女優さんが好みの顔じゃなさすぎて(失礼)途中で観るのやめようかと思った・・・
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