中学生になったばかりの頃、深夜放送でたまたま観て以来、ずっと忘れられなかった作品。
TSUTAYAに問い合わせても入荷されず、「もう一度観たい‼︎」という思いはこのまま叶わないのか、と諦めかけていた頃、当時まだ名の売れてなかった矢口史靖監督が見事「ウォーターボーイズ」をヒットさせてくれた。
思惑通り過去作品がDVD化され、相変わらずTSUTAYAには入荷されないものの念願叶ってネットから手に入れた。
再び観れた時のテンションったらなかった。改めて観ても、知ってる役者は鈴木砂羽とMr.オクレのみw
いや、そこが良い！
誰にでもある学生時代のリアルな気怠さと行き当たりばったりな意思の無さ、その素朴さと、笑っちゃうくらいの不幸の連続のバランスに、もう大満足。
ちなみに「ウォーターボーイズ」を観たのはそれから2、3年後。ピンと来なかった。
その後も続々とヒット作を生んだ矢口監督だけど、売れ線に走ったかと少し残念。
矢口監督の青春映画の傑作といえば、私にとっては断トツでこれ。
