新海誠作品を知ったのは恐らく多くの人達と同じ様に「君の名は」からでそれ以降は新作が出る度に劇場で観ていたがどうしても好きになれないでいた。
ヒット作以前の作品を、と思い「言の葉の庭」を見るが今度は嫌悪感すら感じたほどです。
今回も懲りずに観始めたがいきなり表題作ではなく戸惑うが短編集なんだなと理解。
1話目終えて君の名は以降の派手さやファンタジー要素など無く、何処となく文学的なひとり語りが多くとても好みでした。
次いで2話目、あれ1話目の彼と同じ名前だけれど雰囲気が少し違うかな?好意を持たれてる女子と過ごしてるのに心ここにあらずで夢の中の少女でやっと話が繋がっていると気付いた。
主人公の男の子が内から見た時と第三者から見た印象が違いすぎて切なくなってしまった。
いよいよラストの表題作だがここで新海誠の作家性がもろに出てほぼMVに、この演出で監督のやりたかった事が成功していると感じました。
若い頃っていま振り返れば何でも出来たと思えるが、実は出来る事は限られてて狭いんですよ。
