6トン将軍

秒速5センチメートルの6トン将軍のレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
1.5
「男性向け欝映画」
「同人作品っぽい」

■全体(女性は共感しにくいのでは?)
ナルシスト感というか、自分に酔ってる感が凄い
童貞の妄想を尖らせたらなぜか綺麗になった感じかな。
笑えてくるレベル
でも、ここまでとがってるのは凄いかも。
「童貞が30歳過ぎたら魔法使いになる」って奴かも。

後、「童貞力が高い男性が描く女性ってこうなるんだ~」
っと驚きました。
萌えとは違う方向性ですね。

少女漫画に出てくる男性の逆バージョンでしょうか。


■映像(安っぽい)
映像が安っぽいというか、写真みたい。
ほとんど画面が動かないので写真をパラパラ見せられてる感じ。
紙芝居。
動きがあるところはカクカクしているし。
お金なかったのかな。

でもこの作品、EVAとか90年代風の作品?と思ったら2007年なんだ。

映像は綺麗といえば綺麗だけど、それは日本アニメの中ではって事。
最近の3DCG映画(「アナ雪」「ミニオン」)やディズニー実写作品に比べると格段に劣る。

■雰囲気
基本話も雰囲気も暗いです。
画面も暗いです。
なんでしょう。日本特有のウエット感です。
海外(欧米)に行ってから日本に帰ってくると数日間感じる
ウエット感や窮屈さをこの映画に感じます。

■カメラワーク&編集
ハリウッド大作や、アカデミーの技巧派の映画を見慣れていると、映画自体の粗が目立ちます。
カメラは下手といより、そもそもカメラがほとんど動かない。
場面の繋ぎが下手でストレスを感じる。
素人が編集&カメラをしたみたいです。

■キャラ絵
主人公も全員モブにしか見えない。
簡単に言うとキャデザ下手。

■まとめ
綺麗な写真を描くのは上手いけど、映画としては同人のようなマイナー感です。
カメラ・編集等プロレベルに達していないような。
日本の2Dアニメはあまりみないのでよく分かりませんが、こういうものなのかな。

2Dだとやっぱり安っぽいですし、どうしても映像が「薄い」です。
分かりやすく言うと漫画と2Dアニメの違い。
それぐらいの差を、2Dアニメと3Dアニメで差を感じます。
6トン将軍

6トン将軍