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秒速5センチメートルのcのレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
4.0
2人は運命のような感じで絶対的にハッピーエンドになるお話なのかと思ってた。
いつ見ても画や切り取り方が綺麗で、日常が特別に見える。
1話 2人のモノローグを聴くと、自分の気持ちを大切に大事に胸に秘めていることが伝わって離れていても2人は大丈夫な気がした。久しぶりに会えたあの日が本当に特別な日だった。
2話 貴樹くんを想う女の子視点
誰かを想っている男の子って不思議と魅力的に映る。貴樹くんから一緒に帰ろう。とか見つけて来てくれた事に嬉しいとそのまま裏表なくすぐに伝えちゃうところ、澄田さんからすると嬉しいだろうな。だけどいつも貴樹くんを見てるからこそ誰かを想っているのが伝わってくるのが寂しい。
告白すると決意したのにいざその時がくると言えなくて。歩いている時間に本当は沢山話せるはずなのに言えなくて、優しくしないでという逆の言葉しか言えなかったの自分勝手で切ない。
3話 絶対は無いのだなと。
物語だからハッピーエンドに終わるとかやっぱそうなるよねとかが無くて現実的。魅力的に見えた貴樹くんは社会人になって周りに馴染んでしまった。あの時が凄く凄く特別だったんだなと過去を思う。
雪や桜や電車でふと思い出してしまうあの頃があるように、皆過去に特別なものがあるのかもしれない。うまくいってもいかなくても学生時代のあの特別感ってずっと残っている気がする。
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