ポンデリング山田

間奏曲のポンデリング山田のレビュー・感想・評価

間奏曲(1957年製作の映画)
4.4
美しい街、ミュヘンで芽生えた儚い愛の物語。

アメリカからやって来た女性が有名な指揮者と恋をしてゆくうちに彼に妻がいたことを知る。そこの頃、彼女のことが好きな医師がやって来て…

不甲斐なさが残ります。どうしようもない現実と言うか、あの選択を余儀なくされた時の女性の判断はきっと正しかったと思う。

でも、何よりミュヘンの街並みが凄く綺麗!思わずうっとりしてしまう程美しく、そこにクラシックな音楽が奏でられ美術館に居るような気分でした。

指揮者の妻が怖すぎる。彼女が指揮者の家へ行った時にピアノに映る妻の顔の″写り込んじゃった感″が凄く怖いし、病気がちなのもあって心も病んで、怖いけどすっごく可哀想だった…

あのひとときは夢だったのかもしれない。