しゅん

ラスト サムライのしゅんのレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
4.0
幕末の武士と新政府の戦いという設定自体はよくあるが、この作品の面白いところは
日本に士官した外国人目線というところ。
外国人から見て日本人や武士がどう映っているかが描かれていて面白かった。
またそれがほとんど違和感なく再現されていたことに驚いた。
もちろん日本の製作スタッフも関わっていると思うが、想像以上にアメリカンではなく、日本的な時代劇になっていて監督の日本へのリスペクトを感じられるような作品になっていたと思った。
役者の演技も素晴らしかった。
特に渡辺謙は彼こそが真の主役ではないかと思わせるような凄みがあった。
日本人が忘れてしまった大和魂を外国人が思い出させてくれる。
昔の日本にはサムライがいたんだぞ、寝ぼけてんじゃねーぞ今の日本人と言われているようで、何か見終わった時にやる気が満ちてくるような作品だった。
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