Hana

巴里のアメリカ人のHanaのレビュー・感想・評価

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)
4.1
どうしても本作品だけの感想をまとめるのではなく、大好きなララランドを絡めてしまうのですが…
『巴里のアメリカ人』がなければ、ララランドは生まれなかったかもしれない、生まれていてもまた違ったテイストになっていたかもしれない… と率直に思ったくらい、完全に影響を受けている作品ですね!
特にラストのミュージカルシーンのアイディアは、CG技術が発展していない当時だからこそ実現できた努力の賜物だと思います…。
チャゼル監督が“一発撮り”にこだわったのも、今となればこの作品の影響がかなり強い… よりミュージカル色が濃くなるし、観客にもよりその場の臨場感が伝わります。
「I Got Rhythm」で、1人の男の子が“I got”というタイミングを間違えて顔を赤くしながら後退りするシーンもあったりして、なんだかもう…現在の映画では出会えないような“リアルさ”を感じました。

ミュージカル映画好きには堪らない1本です!
Hana

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