YuukiImazu

バットマン ビギンズのYuukiImazuのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
3.3
久々に鑑賞。
放浪の旅に出て、己に向き合い、肉体・精神的に突き詰められるブルース・ウェイン。今までのシリーズとは一線を画したリアル志向のバットマン誕生秘話。
改めてC.ベールは、ストイックなノーラン版のバットマンに適役だと再認識しましたね。

『苦悩に向き合う男』、という人間らしい描写には感情移入させられる。その真実味ある表現の一方で、“影の軍団”のリーダー・ラーズアルグールや忍者集団、そしてCG丸出しの近未来的造形のゴッサムシティが映されると、『コミックの世界』、という非現実性が生じ、ちぐはぐな印象を受けるのが残念。ヴィランが複数登場するのも散漫な印象を受ける。
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