つめけん

バットマン ビギンズのつめけんのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
5.0
「人の心はわからない。でも、本性は行動に出る」

映画にハマるきっかけをくれた作品。
この作品がなかったら、あの日TSUTAYAでこの作品を借りなかったら、殆ど映画を見ないまま人生を終えることになっていたかもしれない。そんな人生は想像できない。まさに人生を変えてくれた一本。本当に感謝している。その功績を讃えてこの点数。

人生でハマった作品、第3位。

「バットマンってどんな人?」「バットマンの映画どれから見ればいい?」といった、バットマンとはなんぞや的な問いに対する最適解。所謂オリジン作品。初心者向け。

大富豪ブルースウェインが如何にして怪人バットマンになったのかが描かれる。

今シリーズでクリスチャンベイルが演じるブルースが、実写バットマンの中で最もシュッとしてて爽やかで好き。原作の偏屈オヤジっぷりからは掛け離れてるけども。

物語としては序盤が少々退屈。修行シーンが長ぇ。途中からじわじわ面白くなってくる。具体的に言うとバットマンの衣装に袖を通してからが面白い。バットマンの映画なんだからそんなのは当たり前なんだけどね。

ダークナイト三部作の一作目であり、根幹を成す作品。故にこの作品が無ければ後の二作は成り立たない。有名だからと言ってダークナイトだけ見て評論するのはもったいない。ライジングは見なくてもいいけどビギンズは見た方がいい。

三部作の中で最もエンターテインメントとリアリティのバランスが良い作品。アメコミ作品にリアリティって…というツッコミをたまに聞くけど、馬鹿馬鹿しいことを大人が真面目に考えてるのがイイ。マジで金かけたらあれくらいのテクノロジーは実現できるんじゃないかという夢を見せてくれる。

全く同じセリフを異なるシチュエーションで使う場面が何度もあって、それが最高にイカす。
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