ほうゆー

バットマン ビギンズのほうゆーのネタバレレビュー・内容・結末

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

「joker」公開に向けて再履修。

初見時、先に「ダークナイト」を観ちゃったんですが、私はその順番で良かったな~と改めて感じました。「ダークナイト」のが面白かった。
先にこちらをみたら、あんま面白くないな~って三部作に耐えられなくて、挫折していたと思います。

話の流れはアメコミあるあるで、
主人公に不幸おこる
アジアらへんで修行
故郷に戻る
宿敵との対決
というものです。

仕方ないと解っているのですが、長い!!!長く感じてしまう!!!
しかし三部作一作目なので、あんま端折れないのも解るんですよ本当に。でもちょっと長かったな…

一番の不満は、ヴィランが半端に二人出てきたことですかね…
「ダークナイト」は「ヴィラン二大巨頭!」という感じで、どちらも最高だったと思うのですが、今回は二人とも中途半端だな、と思いました。
特にドクターの方。あいつ、もっと輝かせられたと思う。磨けば輝いたはず。中盤、最高に気持ち悪いかんじで良かったのに、勿体無いな、と。

あとは細かいのですが、ヤクは水に入っただけだからまだ大丈夫!って誰も彼も油断しすぎてビビりました。いやいやヤカンでお湯沸かしたりシャワー入ったらアウトじゃん…てゆーかそんな街じゅうの水を気化させるような強い機械つかったら人体は爆発しないの?血液は大丈夫なん?あとラスボスのリーダー、機械使い始めてなんやら語ったあとにガスマスクつけだしてワロタ。いやマスク必要なら機械使う前に着用しなきゃお前もラリってしまうやんけ。てゆーか血清打ってないの?心中計画なの?あとケンワタナベの髭が半端すぎて笑いを誘ってくるの本当にやめて欲しかった。その生やし方なら鼻と口の間にすべきだし、顎に生やすならサンタ的ふさふさで良かった。あとケンワタナベが何語を話しているのか何を言っているのかついぞ解らなかったし、ケンワタナベが一言しか発してないのにリーアムニーソンがめちゃくちゃ長文で英訳するのも本当やめて笑うから。意訳が過ぎる。

今かいた細々は、それ一事をもって作品の価値を下げるものではないと思うんですよ。笑えたし。
ただ、そういうのがあまりにたくさんあると、集中力が途切れちゃうんですよね。それで入り込めなくて、なんだか長く感じてしまって。
だからディテールって大事なんだな、と改めて感じました。

あと最後の不満。バットマンって不殺を貫くキャラクターですが、個人的にはもう今回のは殺しちゃってた。あれは不殺ではない。首を絞めたり心臓を刺すだけが殺人ではないもの。
三部作の最初であれを見せられたら、正直「ダークナイト」以降は白けても仕方ないと思う。「お前もう殺しちゃってんじゃん一作目で」って。

色々書きましたが、アルフレッドとフォックスの二人が最高萌えもえおじいちゃんズで、このシリーズでは最高の見所だと思っています。ぶっちゃけそれだけでも見る価値があったと思います。特にアルフレッド大好き。主人公より好き。

長々語りましたが、あまり内容は無いですね(笑)こんなところで。
ほうゆー

ほうゆー