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バットマン ビギンズのホークのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
4.3
バットマンオリジンの映画。
ビギンズ以前の映画では無かった、オリジンストーリーは新しさを感じる。

丁寧にバットマン誕生までの過程を描いているため、ヒーローとしての特徴が大変伝わりやすく、見やすい。特にこの映画はヒーロー物でありながらリアル路線であるため、スーツ作成の過程やバットモービルといったアイテムの現実味のある設定が面白いしカッコいい。
しかし、あまりに詳細にオリジンを描いた故に、2時間超えの映画のなのに1時間経たないとバットマンが出てこないのは、もったいぶり過ぎに思える。

好きな映画の1つだが、何度見てもブルース・ウェインがバットマンになる動機があまり伝わらない。
両親の件は犯罪を憎む・銃を使わない・不殺に関係しているかもしれないが、バットマンになる事への直接的な動機ではないように思える。表の顔を使って貢献できるのでは?とも考えられると思う。
何故青年のブルースはバットマンになったか?というキッカケの出来事(事件)をもう少し印象的に描いて欲しかった。
ただ、調べても原作でも分かりやすいキッカケが分からなかったので、そもそも曖昧の可能性はある。

改善して欲しい点もあるが、ヒーロー物・ダーク・リアルの要素を組み合わせた事は斬新であり、(良くも悪くも)後の映画に影響を与えた作品の1つだろう。
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