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レオニーのmamのネタバレレビュー・内容・結末

レオニー(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

イサム・ノグチの母、レオニー・ギルモアの波乱に満ちた人生。

詩人として欧米で有名になった野口米次郎(実物とても色男)は次々と女性を作り、ふらっと出て行っては数ヶ月は帰って来ないようなロクでなし(女中役 吉行和子の父親エイスケさん思い出しちゃった...)
ここでは描かれてないけど、レオニーと同時進行で他の女性に求婚してるし、出産後には日本に来てといいながら日本人妻めとってるし...。この時代とはいえ中々に酷い男です。

レオニーは言葉も分からない日本で英語を教えながら自立し、米次郎の翻訳も手伝いながら一人で子供を育てます。育てるんですけど、イサム以外にもう一人産むんです...(一体誰の子)

レオニー苦労してるのは痛いほど伝わるんだけど、10年以上も日本にいるなら少しは日本語習得しようよとか、娘の父親誰なのかくらい本人には伝えてあげても...と思ってしまった。

でも何を思ったか医学の道に進もうとしてたイサムを芸術家として生きるよう促してくれたの、さすがレオニー。(イサム・ノグチといえば照明やコーヒーテーブルが浮かんできちゃうんだけど、いやいやそういえば彫刻家でした)

彫刻家として登場する勅使河原三郎の異彩を放つ存在感よ...。

(ロケ地、結構な明治村)

2024-44
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