ふわふわ

オーメンのふわふわのネタバレレビュー・内容・結末

オーメン(1976年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます


【自分語り多めレビューなのでレビュー読む必要のない人はスルーしてくださいね】

『エクソシスト』に並んで子供の時のトラウマ作品。

子供の頃本作をTVの洋画劇場で観た。
怖かった。
(なんで怖かったんだろー?)と考えてみると、自分と同じ子供が間接的にせよ殺人を犯す事に恐怖を覚えたのだと思う。
同じクラスだったり、何か縁があって恨まれたりしたら殺されてしまうんじゃないかと…。
あと自分に"666”があったらどうしよう…ガクブル…と怯えていた。
今となってはバカバカしくって笑ってしまうけど、割と真剣に考えていた。
とんでもないアホだった…

それっきり『オーメン』の事は忘れていました。
4月に前日譚が公開との事でおさらいに再視聴!

グレゴリー・ペックが渋い。奥さんの方が若いから再婚なのかな?
昔は怖かった殺し方も今ではなんだか格調高く、芸術的な殺し方にみえる。
木漏れ日の中に突風が吹いて避雷針に串刺しとか。
やっぱり1番怖かったのはクビチョンパ。
突然すぎる!
これが1番のトラウマ!!
あと地味に怖いのがヒヒ。
デカすぎ…いっぱいいすぎ…

そして肝心のダミアンですが…流石に大人になった私には可愛い坊やにしか見えなかったよ。
笑顔がかわいかった。

グレゴリー・ペックがアメリカ大使で、悪魔が政界を乗っ取ろうとするのはなんだか興味深い。
キリスト教は難しくてよくわからないけど、『エクソシスト』や『オーメン』など悪魔と子供の組み合わせがその時代は流行ってたんですかね。
あまりに幼な過ぎるからそれが偶然なのか故意なのかわからない所もあり、そこもドラマとして面白い。
使い魔らしき犬や人の黒い存在感と目つき
が気持ち悪く写されていてそこも良い。

演じたグレゴリー・ペックの苦悩が伝わったし、格調高いオペラ風のBGMも良かった。
やはり名作ですね!
そんなに怖くはなかったけど満足です!
そして前日譚も楽しみになりました!
ふわふわ

ふわふわ