Violet

オーメンのVioletのネタバレレビュー・内容・結末

オーメン(1976年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

某都市伝説の番組で悪魔の数字を唱えてる人の影響で名前だけ知ってた、だが肝心の内容は皆無だったので鑑賞した

日本人且つクリスチャンではないから途中調べながら鑑賞したが、普通に面白かった
ホラー映画によくあるジャンプスケアや多量の流血表現がある訳でもなかった、がそれに代わり主人公を恐怖や不幸がジリジリと追い詰めていくシーンが全体として描かれていた
そこに恐怖心を感じた

作品のタイトルは「オーメン」。 オーメンとは前兆という意味である。作中では黒い犬が随所に出現していた。この黒い犬が出現した
後には主人公の身に不幸が訪れてきた。どうやら黒い犬とはイギリスでは不吉の象徴とされているらしい、 故に黒い犬=オーメンという事なんだろう。 また主人公がダミアンの母親の墓を掘り返した時に中から人骨ではなく
山犬の骨が埋葬されていた。 これだけでなく
ダミアンは黒い犬のことを愛していることを示唆する表現が作中にあった このことから
ダミアンにとって黒い犬とは母親の存在に近いのかもしれない 他人にとっては不幸の証であるものの,,,

映画のラストのシーン ダミアンがカメラに向かって微笑みかけてきた。ここだけ見たら何とも純新無垢な笑顔だと思われるが、これまでの無惨なシーンを見た後の笑顔は何とも不気味なことか、 個人的にはヒッチコックの
「サイコ」のラストシーンを彷彿とさせた
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