このレビューはネタバレを含みます
また一つ大好きな作品に出会ってしまった...
初っ端から泣いた。
その後身体が弱い子が死んでしまってこっそり泣いてる院長?の姿に泣いた。
院長は命を選択する立場にあってもやっぱり大事な子供たちの死や別れには不慣れなんだなぁ
エーテルを吸って?るのも日々の色んな感情を誤魔化すためでもあったのだろうか...不眠とかで。
途中出てくる近親相姦親娘のところめっちゃ嫌だったけどホーマーが追求してくれてスッキリした。
娘を傷つけてないっていうけどもう充分に傷つけてるだろ...見えないだけで。
父親を刺して出ていってしまったローズの今後の人生を考えると気が重くなる。
愛じゃないだろあんなの...
親がいても不幸な子供もいる。という対比のようで(孤児院の子達はなんだかんだ埋められない寂しさを抱えながらも幸せそうだったから)
どんな形が幸福であるかなんか他人が決めることではないな。と再確認した。
親がいない=可哀想、なんて決め事が結局誰かの不幸を産んでる気がして。
ルールの話もそこが絡んでると良いなと。
自分の幸福は自分で決める。という当たり前だけど見落としてしまうこと。
最後のタイトル回収が秀逸...
人生のいろんな深みが詰まってる作品だった
ホーマーがすごく悟ってる子で人生何回目??というくらい全てにおいて達観してて、でも最初はまだ世界を知らないからか子供らしい部分もあったけど。
世界を知り、自分を知る。ということがぴったりな作品だった。
最後また泣いてしまった。寂しい映画だけど出会えてよかった映画だった。
多分また元気がない時に観ると思う
てかロブスターパパセッションの鬼先生に似てたけど同じ人??