ジャンリュック

サイダーハウス・ルールのジャンリュックのレビュー・感想・評価

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)
3.5
それなりに重たいテーマを扱っていて、辛い現実も描かれているんだけど、鑑賞後のあと味は悪くない。

これはラッセ・ハルストレム監督の他の作品でも感じることが多くて‥何かとても心が温まる☺️

なぜかと考えると、登場人物の描かれ方なのかも。みな優しくて、他者への愛情が感じられる。

もちろん皆が清廉潔白というわけではなく、エゴも見せたり、世の中のルールやモラルに背いたりもする。
ただそこには、それなりの事情やその人なりの正義があって、それが世のルールに合わなくても、自分の信念に従っているように見える。

そんな人々を見ていると、そこに他者への深い愛情が感じられ、心が温まるのかも。