難解というかもはやカオス。
高熱の時に見る夢のように脈絡なく現実と妄想が行き交う様に前半はかなり置いていかれたけども、後半グイドが開き直り始めてからは徐々にこちら側もグルーヴが合って来て、まさかのちゃぶ台返しからのもう何でもいいや!な壮大な大円団を迎える頃にはすっかり自分も手を繋いで輪の中で楽しんじゃってるのであった。。
色んな考察が出来そうな作品だけど、芸術家としての産みの苦しみ、翻ってフェデリコ・フェリーニ的映画讃歌というテーマは強く感じました。まだ未鑑賞ですが、北野武の監督ばんざい!もきっとこういう映画なんだろうな…
グイドの妄想の中で一人毅然とリアルであり続けた妻・ルイザ(アヌーク・エーメ)、とても印象的でした。