青山

8 1/2の青山のレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
3.7
マルチェロヤンニ(私の中の略称)が主人公の映画監督を演じ、彼の妄想と現実がごっちゃになったわちゃわちゃを描いた映画です(雑)。

『道』からのこれと続けて観たのですが、一気にわけわかんなくなりましたね。たぶんこれは映画監督を目指すような人や、それくらいガチなシネフィルの人が観るものであって、私みたいなにわかが観ても何が何やらさっぱりでした。
ただ、難解なようでいて、というか事実難解ではあるのですがそれでいて、妄想のシーンは案外エンタメ性高かったりもします。
冒頭のまさに悪夢のようなあれこれは単に見てておもろいですし、妻と浮気相手が仲良く話すところとか終盤のハーレムのところとかなんか笑っちゃいますよね。
最後もなんか凄かったです。大団円、という熟語のイメージに一番ぴったりなまさに大団円ですよねこれ。もう、大の団が円になってますからね。
ライフイズパーティー、ライフイズショータイムなんてまたおどけた顔で言いたくなっちゃうよね。
青山

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