どいつこいつもファッ

月は上りぬのどいつこいつもファッのレビュー・感想・評価

月は上りぬ(1955年製作の映画)
4.0
笠智衆は本当に素晴らしい俳優だなぁと。
恐らく現代には誰も担えないと思ってる。

クラシックの恋愛模様は不思議と観ていられるもの。現代は観たくないけれど。
上品なんだなぁ。昔は。

前半パートの次女の恋模様編はコメディチックでハラハラした。
後半パートはがらりと変わり、三女と男の喧嘩シーンは急展開のようで。
自分の事しか考えられない根性だけには絶対なりたくない。友人の為に仕事を譲る心の優しい男。

何故か僕の昔の恋愛を思い出させる映画で、個人的に辛かったかな。

ラストは三女、次女と東京へ上京し、長女と父の哀愁漂うラスト。素晴らしかった。