二人の女性の愛を描いている。一人は中年に差しかかる頃、若い時に想いを募らせていた相手と再会する女性。もう一人は、わずか21歳で、大きな声で「好き」と口にする女性だ。ある世代が幸福をどう精一杯で想像し…
>>続きを読む撮影や脚本とか小津っぽさという筋が1本通ってはいるが小津とはまた違った意味合いを含む間がとても女性的でロマンスへと向かう瞬間の胸がキュッとなる感じは小津にはない詩情のようなものがある。特に前半部の月…
>>続きを読む小津さんの空ショットがやたら好きで、なんでこんなに好きなのかとずっと思ってたけど、そこに感情や想いがうごめいていて、人がいないはずなのにすごく人の雰囲気があり、それが切なさや哀愁を色濃くしているから…
>>続きを読むそれこそ小津とかもやっているけど、各部屋、別の空間の区別が面白い。勿論、前景/後景のような区別と、深い奥行きとか視覚的に面白いショットから、電話かける練習するシーンのあたりが特に良かった。電話相手を…
>>続きを読む<邦画強化月間#11>
可愛らしい秀作。
ちょっと家父長制的な匂いがきついが、物語の時代にあっているので仕方がない。時代遅れしている感じは否めないが。
田中絹代が監督していることで、それがいいか悪…
なんて可愛らしい映画ですこと。
お月見のシーンの遠ざかる2人の足元のカットで恥ずかしながら胸がキューッとなりました。
・離れみたいになっている和室が舞台装置として面白かった。
・月光が差した廊下…
小津安二郎と田中絹代の良き時代の世界観がユーモア溢れる描き方で魅力的だった。
まさか田中絹代がよねや役とは!そこのユーモア性もすごく良かった。
舞台が奈良だったり、秋の情景や、月見、電報が万葉集か…
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