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存在の耐えられない軽さのrrのレビュー・感想・評価

存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)
4.0
ミラン・クンデラの原作を知人に勧められ、読み進めていた最中に映画を見つけ、これは観なくては。と思い鑑賞。
原作を読んで感じた、哲学的なことばの美しさは、映画の中でも重要なシーンの役目を担っていた。文章だとかなり抽象的に感じたから、映像としてみると意味にさらに深みが出てよかったなあ。

『何が欲しいかなんてわからない。なぜなら人生は一度きりで、前の人生と比べたり、次の人生で完璧になんてできないのだから』

自由奔放な恋愛をするトマーシュのこの台詞は、「今を生きる」という観点ではその通りなんだけど、その自由がテレーザにとっての軽さであり辛さなんだよね。
壮大な恋愛映画を観た。愛ってむずかしいです。
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