存在の耐えられない軽さの作品情報・感想・評価・動画配信

「存在の耐えられない軽さ」に投稿された感想・評価

ちょい前の邦画みたいな雰囲気を感じた。
圧倒的に小説の方が好き。出てくる女性たちがすごく綺麗なんだけどレオスカラックスが撮ってる方が全然魅力的に見えてしまうの何でだろ。サビーナ以外自分のイメージとあまり合わなかった
araki

arakiの感想・評価

4.8
昔、見た。長かったけど見ておいてよかった。とんでもなく美しいジュリエット・ビノシュを見て驚いた。タイトルが秀逸。
ミラン•クンデラの同名原作小説を途中まで読んでいる状況での鑑賞。

原作で最初に印象付けられるのは、存在の重さ軽さとニーチェの永劫回帰について。

この映画では、永劫回帰についての要素はあまり印象にないが、重さと軽さについては「水」を使って上手くイメージ付けられていたと思う。

『アンナ・カレーニナ』や『オイディプス』、テレーザのボウラーハット、テレーザと鏡、豚の名前…いろいろと意味ありげなそれら多要素はどのようなメタファーで、作中にどういった形でオーバーラップしているのかなど、メモ片手に原作を読めばある程度解けるだろうか。

『オイディプス』から運命への挑戦という要素を抜き出して共産主義の拠り所であるマルクス主義への挑戦をしているということはなんとなく推し量ることができるが、それ以上は現状の僕の教養では無理。

そういえばさっき見たグザヴィエ・ドランの「マイマザー」でも『オイディプス』は重要な小道具として扱われていたような…?まあ「マイマザー」の方は運命論というよりエディプスコンプレックスのイメージを抽出していたのだろうけど。


平和な時代に思い悩み生きる個人たちが歴史の渦に巻き込まれる話は個人的に好みなテーマ。他にもないかなあ。
忘れられない変な邦題なのにmark忘れてました…

「眺めのいい部屋」「汚れた血」とすでにミニシアターで大注目だった
ダニエル・デイ・ルイスとジュリエット・ビノシュの顔合わせ。

ジュリエット・ビノシュはこれが初見だったかなあ?
絶世の美女だと思いましたね。
でも純粋ひたむきなテレーザ役がはまってました。

「眺めのいい部屋」の堅物貴族とは打って変わって、超プレイボーイな外科医トマシュを演じたダニエル・デイ・ルイス。
すでにカメレオン俳優みたいな代名詞で賞賛されていた気がします。

サビーナ役のレナ・オリンもこれまたよいんだなあ。

超長尺だけど、これは好きなカウフマン。
この美しい3人のキャラクターが作り込まれているので、自然にストーリーに入り込めます。

社会の変革と弾圧、信念、愛の移ろい、人生の儚さ、いろいろ考えさせられながら観てしまう。
背景となるプラハも美しい。

これはハッピーエンドなのかどうか、当時議論があったような、なかったような…

欠点があるとしたら
東欧が舞台なのになぜか皆、英語しゃべることかしらね…
英語圏の人の感想知りたいかも

このレビューはネタバレを含みます

「軽さ」の意味を考えるのが興味深い。トマーシュのテレーザに対する存在のあり様か、それか逆か、
それか、テレーザが考える自身の「軽さ」とも考えられる。


人生の重さ、軽さ、、生き方ってことかな、、人って難しい。

("人生は私には重いのに貴方には軽い,その軽さに耐えられない,私は強くない"
という事を言っている)

一つの見どころはやはり「プラハの春」の状況、ソ連の介入の時代描写だと思う。
オイディプスに例えて政治批判ができるプラハの状況や、音楽を楽しむシーンから、一度亡命した後プラハに帰ってきてからの閉塞感がスゴイ。
こんな時代を生きた人もいたんだよなと。

「どんなに幸せかとー」
と結ばれる最後、、
これでよかったのかな…とずっと考えている…
ウメダ

ウメダの感想・評価

4.3
とても好みでした❗️
ダニエル・デイ=ルイスとジュリエットビノシュのひとつひとつの表情や間や発する声に心震えた。お見事な自然な演技でした。
青猫

青猫の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ジュリエットビノシュがかわいい!
特殊な夫婦の葛藤を描いているが、そこには常に愛があり、幸せの絶頂で死んでいく。
ekn

eknの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

生き方を変えられない男女が同時に幸せを掴む話は「死」で終わるしかないのか。ある種ハッピーエンドだった『暗黒街の弾痕』のラストとは逆に“霧”の中へ突き進むのが当時の政治的テーマに結びつく。
音楽がよかった。街を行き交う人々を撮りまくるビノシュ。ヘイ・ジュード。
原作を読んだので、映画もみてみた。
クンデラの原作はとても濃密な素晴らしい作品で、
あれをそのまま映画で再現するのはとても難しいと思われる中よくやっているとは思うが、
個人的にはいまいち入り込めなかった。

どうしてもストーリー中心でその背景や人物描写が薄くなってしまうからだろうか。
海外文学物。原作は積読になってて未読。
プラハの春を背景に、男女の愛の形を描く。
ダニエル・デイ・ルイスの目にやられ、ジュリエットの可憐さにやられ、スカルスガルドが若くてただのヤリ○○役なところに少し笑う。
原作を早く読まねば。
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