すーとらまん

スパイダーマンのすーとらまんのネタバレレビュー・内容・結末

スパイダーマン(2002年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマンの誕生談
当時、スパイダーマンの存在は知ってはいたが今作が自分にとっての初めてのスパイダーマン。なので直接体から糸を出す方が普通って感覚。

全然、面白いと思うし、出来が悪い映画とは思わないがどうしても許せない点がそれはヒロインMJの描き方。
胸の谷間を強調した服や、ピッタリとした体のラインが出る服を着てフラッシュからハリー、スパイダーマン、最終的にピーターと当時は何だこのヒロインとどうしても好きになれなかった。
ただ改めて見直してみて当時と違った感想をもった。
それはMJにムカつく感情より作る側が気持ち悪いと感じた。

美人でセクシーでみんなに人気があって、でもさえない主人公にはずっと優しくて最終的には主人公のもとへって典型的なさえない男の理想な女性で全然人間味がなく、主人公の感情を描くため、主人公に助けられるためだけに存在している感じがしてしまいMJがかわいそうでならない。
そう考えるとハリーもフラッシュも一緒で記号的で主人公のための存在に感じてきてしまう。

ただ、ベンおじさんの「大いなる力には、大いなる責任がともなう」やMJとの逆さ吊りのキスシーンなど、今や色々なバージョンのスパイダーマンがある中でも屈指の名シーンなのは間違いないし、今作が今のヒーロー映画に与えた影響は大きいのは間違いなく、ただ好きでないだけで名作だと思う。

ついでにグリーン・ゴブリンの
「一部の特別な人を支えるために、大勢の人がいる。俺たちは特別だ。」
のセリフ、現実の世界にも思ってる人沢山いそうで怖い。
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