ニカイドウ

スパイダーマンのニカイドウのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
5.0
スパイダーマンの始まりの物語。
言い方悪いけど、今作のピーター・パーカーは陰キャ。地味で真面目メガネ。
本当に何も持たない者が、あるきっかけでスーパーパワーを手に入れる。
だからこそ良い。
普段の生活の延長線上にスパイダーマンが存在しているような感じがする。
そして、彼は自分のために力を使い、とても辛い経験をする。
自分自身を投影してしまう。感情移入してしまう。ピーターの心が痛いほど伝わる。
ピーターだけじゃない。ヒーロー映画やけど、ヒーローもヴィランも人間やって事を伝えてくれる。
「大いなる力は大いなる代償を伴う」
この映画を観ればその意味が理解できる。
そして、MCUのスパイダーマンがいかに規格外なスパイダーマンかがわかる。
良し悪しじゃなくて、別のスパイダーマン。別のピーター・パーカー。
孤独なスパイダーマンの道を選ぶトビーピーター。
常に周りに人のいるトムホピーターは、これに習わなくても良いと俺は思う。
ただ、この『スパイダーマン』こそが始まりの物語で、この作品の成功がなければ今日のヒーロージャンルの映画も全部存在してないくらい偉大な作品なので、今見返しても心に響くものが存在するんです。間違いなく!!
もしMCUなどヒーロー映画をこれから観ようと思うなら、その前に『スパイダーマン』だけはいの一番に必ず観ておくべき映画やと思います。
って、俺に言われんでも知ってるわなぁ。笑
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