みおこし

バードケージのみおこしのレビュー・感想・評価

バードケージ(1996年製作の映画)
3.9
止まってたロビン・ウィリアムズ作品を観よう祭りを再開!現在ロビン、デ・ニーロ、ユアン、アラン・パーカー、イギリスが分かる映画、ミュージカル映画の6祭りが並行して行われております。こちら、残念ながらアラン・パーカー作品以外多過ぎて終わりが見えません!!(笑)
今回は大好きなロビンとジーン・ハックマンという個人的最強コンビのコメディ!!

ゲイの演出家アーマンドは、マイアミのナイトクラブ『バードケージ』のスター、アルバートと付き合って早20年以上。ある日、アーマンドの息子ヴァルが2人に婚約の報告をして来るが、その相手の父親は堅物で有名なキーリー上院議員だった...。

いやぁ最高の映画でした〜!!オープニング、あの曲をバックに海を越えてドラッグクイーンたちが踊るステージに移る長回しから、鳥肌モノ。そしてキャストが最高。ゲイのカップルを演じるのがロビンとネイサン・レイン。キーリー議員とその妻がジーン・ハックマンとダイアン・ウィースト。ある意味なんてことないお話ではあるんですが、この4人の大スターがもう信じられないくらいハジけてるのでツボでした(笑)。しかも監督はあの名匠マイク・ニコルズ。ちょっとした間があったり、ウィットに富んだ笑いが散りばめられていて、変にドタバタ過ぎなくて良かったです。メチャクチャなんだけど、どこかオシャレな感じ!!
ネイサン・レインが本当にオネエに見えて来るからすごい。いちいち小指立てて、ロビンが「小指立てんな!!」って怒ると、「いやぁん怒らないでぇぇ」って大騒ぎする掛け合いが最高でした(笑)。『ザ・シンプソンズ』の声優でもおなじみ、ハンク・アザリアがまた別のオネエ役だったんですが、またナイスキャラっぷり炸裂。

ハックマンは、いつものお堅い役かな?と思ったら、ラストでまさかの展開。朝方に本作を観てたんですが、思わずあのシーン、あのハックマンを観たら朝から吹き出しました。ハリウッドを代表するレジェンド、さすがのプロ根性。まさかあんな格好の彼を観られる日が来るとは...(笑)。ダイアンもおいしいシーンがありました!!
ヴァルと婚約する娘バーバラ役には、若き日のキャリスタ・フロックハートが出ていて、まだ『アリー my Love』に出る前で初々しかったです。

とにかく頭を空っぽにしてサクッと観られて、名優の楽しい演技も堪能できる最高の一本でした。周りがブッ飛んでいた分ロビンはいつもより抑えた演技でしたが、それでも面白い!観てから「We are family〜♪ I got all sisters with me〜♪」って頭から離れなくなって、通勤中も仕事中もずっと脳内で再生されてました(笑)。
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