瑞樹

ベイブの瑞樹のネタバレレビュー・内容・結末

ベイブ(1995年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ベイブの優しさと勇気に心打たれる。牙もないのに、一匹で山犬に立ち向かう姿はかっこいいぞ、ベイブ!メーはかわいそうだったけど、病気だったし、逃げられなかったんだろうなあ。
ご主人とベイブの信頼関係が何とも言えなくて好きだなあ。ご主人が歌って踊るシーンがお茶目。決してかっこよかったり強かったりするわけじゃないけど真面目で実直な二人が観衆の度肝を抜く様は爽快です。
絵本風のシーン切り替えもいい。
猫の言ってることは間違いないんだよね。間違ってないからこそ、現実は苦しい。アヒルのフェルディナンドが時を告げるまねごとをするのも、生き残るためだしね。
レックスは本当にご主人が好きで、だからこそ羊たちを助けるためとはいえ、難聴になったのは悔しかったろうな。最終的にベイブのために走ってくれたのは、彼が元々優しい性格だということを伺わせます。
ベーラムユー!パスワードは話を聞いてもらうきっかけにすぎない。ベイブの物腰柔らかな頼み方が、一番の成功の秘訣だと思う。

あと、最初の豚にとっての天国の話で、「帰ってきたものはいない」というのが、言い得て妙だと思いました。たしかに、帰っては来られないよね。
瑞樹

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