劇中で行われている競技のことをローラーダービーと呼ぶらしい。エレンペイジがテキサスの州都オースティンに降り立った時に映される「LUCY IN DISGUISE WITH DIAMOND」は一部では有名なパーティコスチューム専門店らしい。ブルーボンネットはアメリカのテキサス州に固有の種で州花にもなっているらしい。劇中で開催されているミスコンテストにブルーボンネットの名が冠せられているのもそういうことらしい。SXSWが開催されているオースティンはテキサスでも比較的リベラルな街らしい。知らないことが沢山ある。スポーツ青春映画としての側面をキープしつつ、「50年代の女性らしさ」のオブセッションを解きほぐしていく。なんて素朴で真っ当な作品なんだろう。出てくる登場人物が全員素敵なんだけど、監督や試合中のサイドMCのキャラがとにかく最高。監督がキレて敵に作戦を教える展開にうける。サイドMCのあいつ、最後の「CALL ME」「FREE STD」に笑う。大勝負でMGMTやストロークスのクソダサ曲がかかるのも今となっては愛おしい。あれこのガタイのいい美人誰だっけなーと思ったらゾーイベル、すっかり名前忘れてた。
