本当、こんな今ではスポーツのスの字も
どこかに抜けきってしまった僕だけど
10年間スポーツに打ち込んでた身としてはやっぱり心臓が2センチ浮く気分になる
何にお熱になってたのかやっぱり思い出せないけれど、でも根底にあったのは多分親の事で
試合に勝つ度に、表彰される度に
すごく嬉しそうで
負けた時は僕よりずっと悔しそうで
そんな時の事を思い出してしまった
何度も辞めたいと反発を繰り返して
でも何となく親の楽しみを奪う事はできなくて
勿論、自分も楽しかったとは思うけど
結果的に今、何の未練もないとなると
そこまで執着する程の物でもなかった訳で
いつしか自分の本当にやりたい事を
自分で見つけて気が付いた時に
僕自身の自意識は硬くなっていて
少し残念そうな顔を今でも覚えてるけど
それよりもやりたい事を見つけた僕を
今ではそっと応援してくれていて
まんまこの映画が僕の大まかな人生すぎて
遠くに感じなかった、ずっと
見つけ出せたこの道をしっかり走っていかないと
転んだ分だけ強くなれる、
見えない痣の分だけたくましくなる